Googleのアルゴリズムとは?最新の情報をご紹介!
Googleはユーザーファーストであり、Webページを見ている人が見やすい、また有益になる情報を提供しているWebページを高く評価しています。そのための評価方法がアルゴリズムであり、年々方法は変わっています。
つまりSEO対策をするためには、Googleのアルゴリズムを理解している必要があります。
Googleのアルゴリズムとは
アルゴリズムとは、計算手法、またルールのことをいいます。つまりGoogleのアルゴリズムとは、GoogleがWebページを評価するときの方法やルールを指します。検索エンジンにてキーワードが入力されたとき、検索される順番はこのGoogleのアルゴリズムに基づいて決められています。Yahoo!JapanもGoogleのアルゴリズムを導入しているので、どちらの検索エンジンでも基本的な手法は同じです。
Googleはこのアルゴリズムを1日に何度もアップデートしています。そのため同じキーワードで検索をした場合、同じ日であっても表示の順番が変わることがあります。
Googleアルゴリズムの種類は、Googleのアルゴリズムとは?アップデートや具体的な要因【2022年最新版】をご覧ください。
Googleのアルゴリズムの種類とは
Googleのアルゴリズムの種類として、以下の3つがあげられます。
- MFI(Mobile First Index)
- QDF(Query Deserves Freshness)
- QDD(Query Deserves Diversity)
MFI(Mobile First Index)
2018年にGoogleはスマホサイトを、ページ評価の基準とすると発表しました。検索順位もスマホのサイトが基準となるのですが、このことをモバイルファーストインデックスといいます。
これまではGoogleのクロールや、ランキングはデスクトップ版のコンテンツが基準となっていました。しかしデスクトップ版が基準であれば、モバイルユーザーの基準にあわない可能性が生じていたのです。
そこでモバイルファーストインデックスを導入することにより、よりモバイルユーザーが検索しやすいシステムを導入しました。モバイルファーストインデックスに移行した場合は、サーチコンソールで通知されます。
しかしこれまでのデスクトップ版のコンテンツが評価されなくなるというわけではなく、引き続きコンテンツはインデックスされます。
Googleではモバイルユーザーに優しいコンテンツを推奨していることから、モバイルユーザーを意識したWEBサイト作りをすることで、SEO対策に大きな影響があります。
QDF(Query Deserves Freshness)
より新しい情報を含んだ記事を、検索結果上位に表示するアルゴリズムです。特にスポーツや芸能人の話題など、少しでも新しいニュースを知りたい場合に使われます。
このようなケースでは、まだ記事が登録されてから時間がたっていないニュースが検索結果上位に並ぶケースが多いです。キーワードを使って、新しい記事を上位にしているのではなく、QDFによって新しい記事が上位に来ています。
QDD(Query Deserves Diversity)
一つのキーワードにて、複数の検索意図が考えられる場合があります。例えばゴルフであれば、プロゴルファーからゴルフ場、ゴルフウエアまでさまざまな検索意図があります。
そこで多様性を検索結果ページに持たせることにより、ユーザーにそれぞれの検索意図を検索してもらえるアルゴリズムがQDDです。
ただQDDはGoogleが名言しているわけではなく、このように予想できるといった内容です。検索ワードから検索意図を考えるのがSEO対策において重要なのですが、1つの検索ワードから複数の検索意図が考えられる場合があります。
このため厳密にはアルゴリズムでなくても、SEOを考えるうえで重要なポイントとなります。
Google検索アルゴリズムとは
Google検索アルゴリズムで必要なことは、ユーザーの検索意図の把握やコンテンツの品質があげられます。つまり検索ページで検索をしているキーワードに対して、検索意図を把握し疑問を解決できるようなコンテンツを作成することが重要なのです。
検索意図の把握
GoogleにおいてSEO対策をするときに、検索ワードの意図を把握することが求められます。
検索糸には以下の4種類があり、それぞれのキーワードにおけるユーザーのニーズを把握していきます。また検索キーワードやニーズにあった、コンテンツであることが重要です。
- Know
- Go
- Do
- Buy
検索クエリと文書内容が関連していることにより、ユーザーのニーズを高めます。また文章内容以外に、見出しや画像などがキーワードに関連していることが必要です。
ウェブページの関連性
アルゴリズムは検索ワードをもとにして、クエリに一致する方法が含まれるページを検索し順番に表示していきます。キーワード以外に、Webページのタイトルや見出しが影響します。
検索クエリとキーワードがWebページの本文中や見出しに含まれている場合、関連性が高いと判断し検索ページの上位に表示される可能性が高くなります。
コンテンツの品質
2013年以降googleではWeb サイトの質をより重要視するようになり、内容の信頼性やコンテンツの精度などコンテンツの品質が検索基準において重要視されています。検索ワードが本文中に書かれている回数以外に、専門性、信頼性、権威性のあるデータが入っていることでコンテンツの質が評価されます。
特に政府関連や公式団体、著名なサイトから外部リンクが貼られている場合は、よりWEBサイトの評価を高めることになります。
ユーザビリティ
ページが開くスピードやモバイルで閲覧可能など、ユーザーに対しての対応は今 Google が最も力を入れている評価方法の1つです。サイトの使い勝手によって、ユーザーの評価が変わり、サイトが使いにくいと内容が良くても離脱につながります。
サイトのスピードや次にクリックする場所がわかりやすいなど、ユーザーにとって使いやすいWEBサイトが評価を高めます。
Google検索順位の決定要素
Google検索順位の決定要素として、さまざまな情報がありますが実際にGoogleがSEO対策として要因にあげているものは全くありません。しかし信頼のできる情報を含めることが重要であることはほぼ間違いないといえます。
信頼できる情報とは、特許情報や正確に行われた科学的な実験、この他はGoogleが発表している内容です。Googleの検索順位の決め方は200項目以上あるといわれ公表されていませんが、上記の5つの内容は公表しています。
Google検索順位の仕組みとは
少しでもGoogleの検索ページでWebサイトを上位に表示させることで、多くの人にWebサイトを見てもらいたいとWebサイト運営者は考えています。ここでGoogleの検索順位の仕組みを説明していきます。
検索順位で少しでも上にWebサイトを表示させるためには、Google検索順位の仕組みを知ることが大切です。
検索エンジンとは
検索窓にキーワードを入力することにより、キーワードに関連したWebサイトが表示されるシステムを検索エンジンといいます。検索エンジンにもいろいろな種類があるのですが、世界で75%以上のシェアをGoogleが占めています。さらにYahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを使っているため、検索エンジン対策といえばGoogeの対策をする必要があります。
クロウラーがページを巡回
Googleのクローラーは、サイトマップや訪問したページのリンクをたどって、HTML、ユーザー行動データ、JavaScriptで生成されるリンク、Microsoft Officeで作成したデータなどの情報を収集します。
Googleが検索結果にサイトを掲載するためには、まずGoogleのクローラーがウェブサイトやページを訪問することが大前提となります。そのためには、サーチコンソールからサイトマップを送信してWebサイトの更新をクローラーに知らせたり、Webページへのクローラーの訪問を依頼したりする必要があります。
また、サイト構造は、内部リンクでページをつなぐなど、クローラーが移動しやすいように設計することが大切です。
クロールに関しては、Googleの公式ページで以下のように説明しています。
「ウェブは、一括で管理されないまま、絶えず書籍が増え続けている図書館のようなものです。Google では、ウェブクローラと呼ばれるソフトウェアを使用して、公開されているウェブページを探します。 クローラーは、ユーザーがウェブ上でコンテンツを閲覧するときと同じように、ウェブページを見て、ページ上のリンクをたどります。リンクからリンクへ移動し、ウェブページに関するデータを Google のサーバーに蓄積していきます。」
Google検索
インテデクサクサ
クローラーで収集した情報の整理をして、サーバーで保管をします。また集めた情報を検索付けする作業(インデックス)を行います。インデックスを行うことにより、ユーザーが検索するときに入力した検索キーワードの意図に合っているWebサイトを上位に表示しきます。
この時点でGoogleのガイドラインに沿っていないWebサイトは、インデックスされないこともあります。また品質があまりにも低いコンテンツもインデックスされないことがあります。
もしインデックスされなかった場合は、その原因をサーチコンコールにて確認することができます。インデックスに関しては、Googleでは以下のように公表しています。
「Google ではナレッジグラフを利用して、単にキーワードを照合するだけでなく、ユーザーが気になる人、場所、物事などを具体的に把握するための取り組みを続けています。そのため、ウェブページに関する情報のみならずその他の種類の情報も体系的に整理しています。 Google 検索では現在、主要な図書館に所蔵されている何百万冊という書籍からテキストを検索したり、地域の公共交通機関の移動時間を調べたり、世界銀行などの一般公開されている情報のデータを検索したりすることができます。」
Google検索
ランク付け
Googleは公表していませんが、200以上の項目においてWebサイトをランク付けしています。キーワードに対してユーザーの検索意図と合致していることや、コンテンツの充実度などが評価対象に入っています。
またランク付けをするアルゴリズムは常に変化しています。1日の中でも変化することがありますので、技術的な面だけで常に評価を得ることは困難です。あくまでユーザーのニーズにあったWebサイトが最終的には評価されます。
ユーザーファースト
ここまでGoogleの検査基準を説明してきましたが、GoogleがWebサイトに対して最も重要視しているのは、ユーザーファーストであることです。そのためあくまでユーザーが求めるニーズを把握し、そのニーズに応えられるようなWebサイトを作っていく必要があります。
ユーザーファーストに関しては、Googleでは以下のように定義しています。
「Google では、外部の検索品質評価者と協力して、検索結果の品質を継続的に評価しています。評価者は、ウェブサイトのリンクをクリックしたユーザーがそのサイトで目的の情報を適切に得られるかどうかを評価して、コンテンツの専門性、権威性、信頼性に基づいて検索結果の品質を判定します。 これらの評価が検索順位に直接影響することはありませんが、世界中の Google 検索のユーザーに満足していただける検索結果を表示するための検索結果品質の評価基準として役立てられています。」
Google検索
2021年現在のGoogleアルゴリズムの詳細
2021年11月17日に、Googleはコアアルゴリズムのアップデートを行いました。2021年は6月、7月とアップデートをしており3回目となります。
11月にアップデートをしたのは、クリスマスや年末に多くのユーザーがネットショッピングを利用することにより、検索が増えることによる対策です。2021年11月のアップデートでも、これまでと同じようにGoogleでは一般の検索ユーザーを第一に考えています。
このようにGoogleでは不定期に、ユーザーが検索をしやすいようにコアアルゴリズムの見直しを行います。アップデートをされると、検索順位は大きく変動することが一般的です。
このためコアアップデートがあったあとは、Webページがどのように影響があったのかを把握することが大切です。
コアアップデートは、Googleの公式Twitterアカウントで告知をされます。しかしこの告知は直前にあるため、そのためだけの対策をすることはほぼ不可能です。
2021年11月のアップデートは、ローカル検索結果のランキングの改善でした。
詳しい情報はGoogleビジネスプロフィールページに記載されています。
「ユーザーが現在地付近の店舗や場所を検索すると、Google マップや Google 検索などを横断してローカル検索結果が表示されます。たとえば、モバイル デバイスで「イタリア料理レストラン」を検索すると、ローカル検索結果として、ユーザーが行きたくなるような近くのレストランが表示されます。 ローカル検索結果のランキングを改善するには、Google ビジネス プロフィールでビジネス情報を登録し、更新します。詳しくは、Google がビジネス リスティング情報を入手する方法と、それらの用途をご覧ください。 ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる ビジネスの所在地で関連性の高い語句を検索しても、ご自身のビジネス情報が表示されない場合があります。ローカル検索結果でお客様のビジネスが表示される頻度を最大化するには、ビジネス プロフィールのビジネス情報の内容を充実させ、魅力的なものにしてください。」
Googleビジネスプロフィールページ
このようにGoogleでは、定期的にアルゴリズムの見直しをしています。
≫≫Googleのアルゴリズムとは?アップデートや具体的な要因【2022年最新版】
まとめ
GoogleがWebサイトを評価することにより、検索順位が決定します。Webサイトを評価するときに利用する基準や、手法をアルゴリズムといいます。2010年以前は被リンクの数や、キーワードの数など技術的なことで評価されることが多かったのですが、ユーザーが見て内容が伴っていないWebサイトが多いのが現状でした。
しかしユーザーファーストのアルゴリズムに変わったことから、ユーザーへの有益な情報、スマートフォンなどさまざまなデバイスで見ても見やすいWebサイトなどユーザー基準に変わっています。